渚の遊歩道(1)

東北穴場紀行も再開します。
あんまり読んでくれてる人、いないみたいだけど...


今回ご紹介するのは、三陸海岸の穴場。でも行こうとするとかなりの難行苦行を覚悟しなければなりません。
でもそれに見合っただけの感動は保証します。では----


三陸海岸はガイドブックではおなじみの名所です。
陸前(宮城県)、陸中(岩手県)、陸奥(青森県)の三つの「陸」にまたがるところから三陸と呼ばれます。
地名でいうと、南は宮城県気仙沼市(フカヒレで有名)から青森県八戸市(イカめしで有名)までが該当します。
いわゆるリアス式海岸が連なる場所として知られているかもしれません。

でも、三陸海岸がリアス式というのは半分しか当たっていません。
岩手県の中央にある宮古市。ここを境目として、これより南はリアス式海岸なのですが、宮古市から北は「隆起海岸」と呼ばれる地形なのです。
リアス式海岸が海岸線の沈降によって山の稜線が海岸線となり、いわゆるゴジラの背びれ状の地形をしている一方で、隆起海岸というのは、文字通り海岸線が隆起した地形です。
つまり波打ち際から垂直に岩肌が立ち上がり、断崖を形成しているのです。
その代表的な場所が「鵜の巣断崖」です。宮古市から国道45号線を24kmほど北上したところにあります。

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高さ200mもの断崖が連なり、はるか下の波打ち際に太平洋からの荒波が打ち寄せています。
……なんてことがガイドブックにはいくらでも書いてあります。これじゃ穴場紀行にはなりません。
(でもとってもいい場所なので、ぜひ一度観光にいらしてください。難点はここが岩手県だってことですが。なぜ岩手県が難点なのかは、文末に書いてあります。)

穴場なのは、この断崖の下におりて、断崖と波打ち際のわずかな海岸線を歩けるルートがあるってことです。
国道45号線を右折して2.5kmで駐車場があり、これから先は自然環境保護のため、500mほど歩くことになりますが(松林の中を歩く快適な遊歩道です。)、その途中にある案内板に、このルートのことが記載されています。

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ところが情報はこれぐらいしかない。町の観光HPでも名前は載っていてもそれ以上の記載がない。
やる気(観光客に来てもらおうという気構え)があるのかよ。
しかたがないので、鵜の巣断崖の観光に行ったつど、少しづつ情報を集めていった。
そして苦節ウン十年(すいません。図に乗って誇張しました。4年ほどです。)、ようやく実際に行ってみることが出来ました。

まずは、その写真をごらんください。

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               遊歩道入り口です。洞門が見えています!


ねっ、期待できそうでしょう?

(続く)


[岩手県という難点]
他県から観光で岩手県にお出でになる方々には、ふたつ心にとどめておいていただきたいことがあります。
一つは、岩手県警が東北6県の中でも群を抜いて「せこい」交通取り締まりをするということです。
県土が広いくせに、やたら速度制限をしたがる。しかも道ばたにひそんで獲物をひっかけるという、さもしい「取り締まり」が大好きなのです。
わざとのろのろ走る車と白バイという「おとり」芝居も見たことがあります。(さいわい2台目だったので事なきを得ましたが。)
たぶん県土が広く人口が少ないということは、県財政が苦しいでしょうから、県警の予算もぎりぎりで、「交通取り締まり」で稼がないといけないのでしょう。
貧乏体質がかつての南部藩時代から体にしみついているのでしょうね。せっせと内職に励む下級武士といったところでしょうか。
とにかく他県からの「お客様」でもなんでもつかまえようとしますから、せっかくの観光が台無しにならないように注意してください。

二つ目は、残念ながらあまりお料理がおいしくありません。
これも貧乏藩だった歴史のせいなのでしょう。
はっきり言って、素材の味しかない。味を引き立てるもう一手間の工夫がないのです。素朴と言えば聞こえはいいのですがね。
食材には事欠きませんよ。南部短角牛、アワビなどは超一流ですから。
ただいくらアワビがおいしいといったって、ただ蒸し焼きにしただけじゃつまらない。お醤油をつけるだけなんて、かえってもったいないとは思いませんか?
もちろんこれは調理人の腕一つです。たまたま私の行った先が悪かっただけなのかもしれませんが、延べにして十数回も夕食のお膳を食べての感想ですから、ある程度の普遍性はあるのではないでしょうか。

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