腸閉塞再発?(1)


運命の1ヶ月後。
私は普通に夕食を食べていました。ゆっくりと食べるようには気をつけて。
あと少しで食べ終わるという時になって、急に胃がいっぱいになったと感じられました。
普段なら、がんばって残りも食べきってしまうのですが、今回はとても入ってゆきそうになかった。
ちょっと食べ過ぎたな。
ちょっと休もうと、その場で横になる。いつもは食べ終えてから横になるのですが、お行儀がどうのって言っていられないぐらい苦しくなっていたんです。

おなか(胃)の膨満感は、しだいにはっきりと痛みに変わっていました。ぜんぜん胃から流れていかない。まるで胃の出口に蓋がされたような感じです。
なんだこれは?
以前の腸閉塞の時のようなおなかの下部の膨満感ではない。胃です。胃に食べたものがつまったまま、流れていかない。
胃閉塞? そんな病名はきいたことないぞ。どんなことになってるんだ?

そのまま2時間ほど、うんうんうなって寝ていた。よくならない。ちゃんと寝ないからか?
というわけでベッドにもぐりこむ。さらに2時間。ちっともよくならない。

以前の腸閉塞は「腸」だけに下腹部が張っていた。痛いというより膨満感と吐き気。
今回は全然違った。
はっきりと「痛い」。きりきりと痛い。胃が張り裂けそう。

時間は夜の11時をまわったところ。とてもあしたの朝まで我慢できそうにない。
生まれて初めて、病院の救急に電話をしました。
「あの~、このあいだ腸閉塞で入院していた○○ですけど、今度はお腹が痛くなって....。診てもらえますでしょうか?」
我ながら弱々しい口調だ。待っている間も痛みで息が荒くなっている。

最近は患者のたらいまわしなどよく聞く話だけれど、あれは「新患」の場合で、一般に(例外もあるでしょうけど)、入院歴のある患者は最優先で診てくれる(はず)。いわばアフターサービスですね。
とはいえ、当直の医師が眼科だったら断られていたかもしれない。いくら退院後の患者とはいえ、眼科や耳鼻科の医者ではねえ。手に余るもの。幸いなことに当直医師は消化器科だったようだ。

受診OKの返事をもらって、出かける支度。もう入院するつもりでいる。
これだけ痛いのが一回診察したぐらいでおさまるわけがないもの。少なくとも一泊入院ぐらいはするでしょう。
ってわけで、お泊まりセットを用意するのですが、以前と違って強い痛みのなかでは頭もさっぱり働かない。着替えと洗面セットは入れたものの、そのほかの必需品には気が回らない。あとで落ち着いてから気がついたけど、入院している間ヒマをつぶすためのDVDプレーヤなんかを入れたりしている。
痛い痛い。とにかく診察を受けるのが先だ、と適当なところで切り上げて外に出る。
幸いタクシーがすぐつかまり、病院へ。(我が家はタクシーの抜け道になっている道路に近いので、こんなとき便利。)

当直の看護師さんも顔見知り。あらどうしたのなんて言葉にも気の利いた返事が返せない。弱々しく笑ってみせるだけ。ええ、食事中に急に胃が痛くなって...
医師にも症状を訴える。私としては、急な胃痛であること、前回のような腸の膨満感ではないことを訴えたかった。でも、カルテを見る医師は腸閉塞の再発と考えているようだった。そうじゃなく。今回は胃が痛いんですって思うけど、まあどうでもいいさ。とにかくこの痛みさえ止められれば。

簡単な診察のあと、とりあえずおなかの写真。そして内視鏡検査。
あとで聞いたけど、普通内視鏡検査って食事を抜いた状態でするじゃないですか。それを私は食事をしたあとで受診したので、胃の中が食べ物で一杯になっていて、先生としては内視鏡を胃から先へ進めるのが大変だったんだそうです。しかも私の胃は手術しているから胃からの出口が変なところにあるはずなので、ましてや大変だったんだそうです。深夜だっていうのに、ご迷惑をおかけしました!

先生はイレウスの再発と信じきっているから、前回の入院時の治療を踏襲して、さっさとイレウスチューブを入れてしまう。そしてそのまま入院。病棟でイレウスチューブには再び吸引機がつながれたのでした。

(続く)

カウントダウン:余命1178日


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